魚だって大空を飛びたい !

Moi, un poisson. mais,je voudrais voler dans le ciel !

Top Page › 日記 › 雲の切れ間の思い
2007-07-11 (Wed) 18:53

雲の切れ間の思い

070711-1

いつも軒の下で如雨露で水を貰うだけの我が家の植木達です。
梅雨時こそチャンスだと、ベランダの雨の良く当たる場所に並べてみました。
少しは元気になってくれるかしらと願って出したのですが、雨が止むと、今度は日差しで焼けてしまうのか、クリスマスローズの葉が枯れてきて、余計な事をしてしまったのかもしれません。地面に接していないということは植物にとって、異次元に置かれていることなんだなあとしみじみ思います。
大地が命の源なんですねえ。土の力で野菜が育ち、動物である人間が生かされてる。
最近、中国からの野菜に残留農薬がずいぶん残っているという報道が続く。それに、牛ミンチの混ぜ物・・・安心して食べようと思ったら、野菜だけでなく、牛も豚も鶏も、全部自分で育てなくては、本当に安心して食べる事の出来る物は無いのかもしれません。
それでも、はかない抵抗で、JAで地野菜を選んで買ってきておりますが、そのラベルも本当かと疑いだしたら切りが無い。おかしな時代になってしまいました。
それでも、大半の人が真面目に律儀に生きていると私は思うのですが・・・
人に知られようが知られまいが、自分の仕事は、キッチリやり遂げたい。
それが日本の社会を支えてきた土台ではないだろうか。
「ばれなければ、なんでもあり。まともにやってる奴がアホ」
そんな風潮が蔓延して、真面目に生きようとすると、本当に生きにくい。
先週も、病休で休んでいる後輩の所に話をしに行ってきた。
全く料理が出来なくなっているので、とにかく家庭の味を思い出させなくてはと、肉じゃがや糠漬け等を作って持って行く。が、私の味が家庭の味と言っていいのか???
ちょとそれは疑問だが・・・・
主治医と相談して病休を延長することに決めたそうで、話をしているといくぶん前より明るさが感じられる気がする。帰りに私に付き合わせて、散歩がてら歩かせたら後でバテてしまったそうだが・・少しずつの回復をさせていきたい。
一緒に仕事をしていた頃は、頭の回転の速い人で、宙を睨んでは「あれとこれをああして」とミスのない仕事を仕上げてくれるので、私が営業、彼女が後の処理をと、言わなくてもスムーズ分担が出来ていて、テキパキとこなしてくれていたものだ。
それが、「何でこうなったのだろう。仕事が多すぎるのだろうか、自分の能力が落ちたのだろうか。毎日毎日、10時11時まで掛かっても仕事の処理が出来てしまわない。
それでもやっと目の前の事が出来ただけで、山のように残ったまま持ち越しが続くの」
すっかり自信をなくしてしまっている。
「いつ頃から、そうなったと思うの?」
「分からん。日記を付けていたら良かったかも」
「日記を付ける事が出来るなら、鬱にはなってないだろうさ。」
少しは冗談を言っても笑えるようになってきた。
民営化、合理化、無駄を省く。と言って、人間の命を削っていってるとしか思えない。
分かち合い、ゆとりを持った社会を作ろうという発想になってくれないかなあ!
民間であれ、公務員であれ、一歩間違えば病気で倒れるか自殺するか、スレスレの所で皆生きている。
美しい国、日本とほざく総理大臣の顔が、何とも嘘っぽくしか感じられない。
社会に充満してる苛立ちが、政治を変えることに、どうして流れていかないんだろう。
それでも自民党となるのは、大きな変化を恐れる保守性なのだろうか?
今度の選挙で、流れを変えなくては、国民は見くびられて、阿部総理の望む「美しい?軍国日本」が作られていくだろう。
それだけは、NOと言いたい。

スポンサーサイト



最終更新日 : -0001-11-30

Comment







管理者にだけ表示を許可