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2007-06-03 (Sun) 18:06

マルチ商法を見せていただきました

さてさて、久しぶりです。先週は、忙しく毎日出歩いてました。
5月から、またJR定期券を購入し、元を取り返しています。
月曜日、語学講座。火曜日シャンソン教室。
水曜日手話サークル。 木曜日、個人レッスン。
金曜日は名古屋に・・マルチ商法見学会[:びっくり:]いったいこれは何だと思うでしょう?訳は後ほどご報告しましょう。
土曜日は市民防災講演会、午後京都駅前でNHKの講座、夜は鮎を食べに行きました。
こうして私の1週間はドタバタと過ぎていくのです。
 さて、やはり気になるのは、マルチ商法の見学会でしょうね。
何かというと、下着を買ったのですよ。役にも立たないと知りながら・・・
すごくお世話になった友達から「下着を試着してみない?」と声を掛けられて・・
お金目当てに友達を勧誘する人ではないので『誰か義理のある人から頼まれているのかな?』と勝手に気を回してしまった私がそそっかしいのですが・・・
まあ、10万円はするなあ?でも世話になってるし、まあいいか[:たらーっ:]と思って
行ったら、まあ、それでは、とても足りない値段でした。[:びっくり:]
彼女は、本当に善意で声を掛けてくれたみたいで、断っても構わなかったと後で思ったのですが・・・結果は購入することに・・・私も断れない性格で[:冷や汗:]
それが、火曜日でした。
その下着を着れば、繊維でマッサージ効果があり、脂肪が引き締まってスタイルが変わってくる、胸のない人は3サイズくらい大きくなるし、大きすぎる人は小さくすることも出来ます。しかし正しい着方をしてください[:唖然:]
この説明をする人は、サロン長といって、講習会かなんか受けてなるのだろうが、元看護士をしていたとか?
こんな医学的に根拠のないことを、よく信じ込んで言えるなあ~と感心する。
最後に、金曜日に名古屋でイベントがあるので、まったく費用は要りません。美味しいランチを一緒に食べましょうと一生懸命なお誘いがあった・・・
『ふうん、これがマルチ商法の洗脳会ってやつだな?』と思ったが、同行の友は善意の固まりみたい人なので、「あなたが行くなら一緒に行くわ」と言う。
まあ、どんなものか一辺体験してやれと思って行くことにする。
金曜日、サロン長と鴨の二人が、朝から新幹線で名古屋、地下鉄に乗り換え、タクシーに乗り換え、新興住宅地の中の一軒に到着する。35,6人の女性が、年齢層は70代から20代まで幅広い。
その集団のトップを束ねる「先生」なる人が挨拶を始めた。
宝塚の男役のような背が高くプロポーションも良く、話術も巧みな女性だ。
「私は、もともと、バレー実業団で活動していたので下着なんて意識にもなかった。胸なんてAカップで、ひたすら大胸筋。それが今Fカップですetc・・・」
「勧誘っていやでしょう。自分もそうだった。だから勧めなくて良い、私の好きな先生にあって、話を聞いてごらん、きっとすごく気が合うよと話してくれたらいいのです。そして試着てみたら、自分から欲しいと言うんですよ。そして良いのが分かって喜ばれる。」という話法を、聞いている人達にジワジワとしみこませていく。
一番下の会員登録をし、友達に買わせたら10%声かけ料が入る。
セットはだいたい60万から15万円だから、たとえば35万のセットを友達が買ったら3万5千が、気がつかないうちに入ってくるわけだ。
それが3人に増えると、インストラクターという扱いになり、25%オフ+お世話料5% つまり30%の収入になる。
それっていくらやねん。10万5千円かあ!ということは買わされる方は、その金額が買値に入っているということだ。
「私もはじめ、夢は何と聞かれて、値段を気にせずに買い物をしたい。と言ったら、そんな小さいことを考えるな!4年で家が建つよ。と言われた」・・・
これって、どこかで聞いた文句だよなあ~佐川急便も、5年で家が建つとか言われてドライバーが走り回ってるけれど、5年で体を壊す率の方が高いのでは・・・
「ノルマとか、強制は一切ありません、ファミリーはすごく暖かいです」
 ファミリーという言い方、まったく新興宗教だ。
まさに宗教と一緒で、マルチ商法の会員は自分が良いことをしていると思いこんでいるから、本当は付随している金のほうに目がくらんでいる事を置き忘れている。
始めは、無理せず予想外の金が入って、大喜びをするだろうが、友達だけで維持できる物ではない。「あなたにとって親友と思える人に勧めてください。嫌な人に勧めなくてもいいんよ。良い物を親しくない人にまで教えてやらんでもいいんだから」
おいおい、友達関係なくすでえ~・・・と、もう腹の中は、煮えくりかえって来ているのだが、まわりは、うっとりと聞き入り、肯き、笑い包まれて進行していく。
「エステサロンをしていたが、今では下着専門です。」
「昔は銀行に勤めていましたが、今はすごく楽しい毎日です」
「不二家の販売店をしていてケーキを売っていましたが、不祥事で全く行き詰まり、これで目の前が開けた、今はパンツを売るのに替えました」って笑えない話だ。
はじめは強制されているわけではないが、それがないと生活が成り立たなくなってくると、自らを追い込み出す。サロンを持つと言うことは、どこかのマンションの1室を借りて試着の場所を作らなくてはいけないから、家賃、契約料も取り返さなくてはいけない。
「うちのトップ達は、みな億万長者です」 う~ん、あくどくもうけてるんやなあ~と思わないのかな[:?:]
そして最後に、売り上げが優良のサロン長が、みんなの前で褒美を貰い、拍手拍手!!
これも、どこかで見た風景だと思ったら・・
今では公社から民営になるという、郵便局のかっての、営業推進会の風景だ。
その年度に成績の良かった局が集められ、大イベント、訓辞の後は、コンパニオン付きの宴会。和太鼓の乱れ打ちに、酒とご馳走で、みんな舞い上がっていたっけ!
職場にやり手の人が転勤してき一挙に成績UPさせられたので、出席を命じられて、一生に一度出た会議だが・・・
『公費で飲み食いするのか[:びっくり:]』
コップを握らされて、局長達が嬉々としてついでまわっていた。
私は一切口を付けず、勤務時間終了の時間となったら「失礼します」と帰ってきたが・・

昔の思い出がよみがえり、最後には気分が悪くなってきた・・・・
そして疲れ切って帰ってきたのでありました。

 
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最終更新日 : -0001-11-30

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