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2013-11-04 (Mon) 00:09

11月はフランスのお彼岸のようです

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10月もあっという間に過ぎてしまいました。
10月のことを、神無月(kannazuki)と昔の日本人は言いました。
もっとも、出雲地方では、神在月kamiariduki)と言われたそうです。
それは、日本中の神様が出雲地方に集まって一年分の会議をするからです。
何でこんな事を言うかというと。
11月一日のカレンダー Tous(全部 saint(聖人)となっていたからです。
すべての聖人達が寄り集う日のようです。
キリスト教では、神様と聖人様では、ランクが違うのかもしれませんが、日本では、神も仏も聖人様も、かなり、同レベルで感じています、
で、私は、神無月のようなものかしらと思ったわけです。


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そして、この授業のあった日、11月2日
日付けの下に défunts と書いてありますが、故人という意味で、その日は 
la commémoration des défunts(亡くなった人達を追悼する日)らしいのです。

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学校は約2週間ほどこの前後お休みになり、2日は、故人を偲ぶ日で、家族が揃ってお墓参りに行き、菊の花を主に供えるらしいです。日本と違うのは、切り花でなく、鉢植えをお供えするようです。
なんか、お彼岸のお墓参りと、よく似てるんでビックリしました。

菊の花は綺麗ですが、プレゼントの花を菊だけでするのはダメです。というのも一緒ですね。


そして秋の味覚が話題になり、栗餅の美味しい店の話から発展して、
「日本では菊を秋に食べる」と言う話で、先生はビックリしていました。
食用菊は、特別なお店でなくても、アチコチで売っています。
こんな感じ。
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萼(gaku)はとって、花びらだけ、さっと熱湯で茹でます。

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その後、お吸い物にしたり、和え物、酢の物、色々な方法で、美味しく食べられます。

comme ça (このように)

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美味しそうでしょう?

食文化の違いは大きいですね。
私は、魚、鰺や鯖なら、丸ごと調理出来ますが、鶏一羽を丸ごと調理しなさいと言われると、ちょっとビビると思います。
先生は、先週、この料理を家でしたそうです。

とっても簡単で、なかなか美味しかったとのことでした。

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une poule au pot
鶏肉の茹で煮です。
この絵を見て「可哀相~!」と言う声が出ましたが、日本人ならではですね。
美味しそうと言わなくてはいけません。
この料理の言われ、その昔、アンリ4世が、日曜日の食卓で鳥肉を食べられるようにしたいと言ったのだそうです。
その時代、庶民は貧しくて、鶏なんかあんまり食べられなかったのです。

私は、仁徳天皇が「民のかまどは賑いにけり」と言ったと言ういう逸話と、なんか共通するものを感じてしまいました。

さて、話は変わります。
もうすぐ、今使っている教科書が終わるので、エスクブザベデゾンビー? と先生は言いました。
「ひえ~、ゾンビーなんか持ってへんで~ !」とビビッたのは、私だけでした。
Est-ce que vous avez des envies ?
どんな物をやりたいですか? ということだったのす。
リエゾンすると、オンビー がゾンビーになってしまうのですね。
しかも、私がイメージしていたのは、ゾンビーでなく、キョンシーだったのです。

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きっと、私の心は、いつも授業中に冥界を彷徨っているからなのだろうと思います。



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最終更新日 : -0001-11-30

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