
1週間サボったので、すっかり勉強を忘れてしまっていました。
気がついたら先生が、ル・モンド紙の記事を紹介して下さっていました。
Les handicapés mentaux aussi ont le droit de vote
精神障害者も、同じく投票権を持つ
サボっていた分を取り返すために、頑張って読んで見ます。
毎度の事ながら、間違ってると思うので、どなたか確認してくれると、嬉しいです。
記事は下記を参照してください。
http://professionnels.blog.fc2.com/blog-entry-3.html
2012.4.20r Le Monde.fr より
精神障害者も、同じく投票権を持つ
46歳で、リラ・フェラニは、この日曜日、第1回目の大統領選挙の時に初めての投票するスリルを知った。
「以前は、政治に関心がなかったわ」と彼女は言った。精神障害者のリラは、最近まで選挙に関心がなかった。
2005年に障害者法
障害者法が後見人を必要とする人達(それは殆どが障害者であるのだが)に,裁判官の診断の上で,投票権を与えたのは2005年のことにすぎない。「以前は、彼らの市民権は、後見人の下に置かれているということで、あたかも犯罪者に対するように、自動的に削られていた。」Unapei(精神障害者とその友人達の両親の全国協会)の代表者であるティエリー・ノーベルは説明する。
現在、後見人の下にいる人達は皆投票権を持つ、そして禁止を要請するのは裁判官だ。
投票年齢にある40万人の精神障害者
アラスの簡易裁判所の後見裁判官であるエミール・ペクールは,面談のため5年毎に関係資料に目を通している全ての人々に応じなければならない。どのようにして、彼女は投票の禁止を決めるのか?
「境を設けることはとても難しいです。私は医者の意見に従い、候補者や選挙への質問をします。個人的には、私の基準はとても低く,投票を望む人の権利を認めなかったことはありません.教育的に,それは確かに重要であるはずです」
ブライムの場合
でも、時には決めるのが難しい時もあります。「同じ部屋に三人以上いると、ブライムは無口になります」とブライムの父は言った。しかしながらブライムは沢山のことを理解し、他人と話します。彼の後見人についての面談で、彼が説明できなかったので、裁判官は彼に投票の権利を与えなかった。
「彼は、とても強い衝撃を受けました。それは私たちにとってもショックでしたし、彼にとっては悲劇でした。でも、彼は相変わらず有権者カードを望んでいます。」
アントワーヌの場合
アンヌ・モニは30歳の障害者アントワーヌの母である。8年前、彼女は選挙人リストに彼女の息子を"quelqu'un qui compte"(重要な人=有権者としての価値がある人物)として登録した。
アントワーヌは読むことも書くことも出来ない。しかし「私たちは家族の中で政治について沢山の議論をします。」と彼の母は言う。「彼は聞き,最も重要な政治家たちやダンケルクの市長(のこと)を知っています.しかしながら,彼は(判断するための)明確な根拠を持っていません。」と彼女は認めた。
アンヌ・モニは投票箱に、けして息子と一緒に行かない。
「彼が誰に投票したいか自分で知っている」からだ。
「私は彼に、彼が望んでいる投票用紙がどこか示すだけです」
「障害者は自分の障害を認識しており、助けが必要なことも知っています」
====================================
セミナー 《立派な市民》
「彼らは我々に言うことを持っているので、それを聞かなくてはいけない」ヴァンブの仕事と余暇の入門センター所長のムハナッド・アル・オダトは考えている。精神障害者の大半は医療教育気管に配置されます。
「彼らは読み書きを学びます。彼らは絵を、彫刻を、演劇をします。私は芸術対して反対しません。それは素晴らしい。しかし,市民権(を得るため)の訓練は,彼らが実際に社会に溶け込むことや社会と良好な関係を築くために必要不可欠です。私たちは特別な学校の中で、この教育を検討し始めている所です。それには時間が掛かります。」
70人の精神障害者が参加しているこのワークショップは,一年中開催されている。
「我々はそれぞれの選挙の特性を勉強し,そして彼ら(精神障害者)に政治的語彙を教えた」とセンターの長は説明する。
「それらを理解するためには物事を具体化する必要があるので,我々は国会,上院,ヨーロッパ議会への訪問をも企画した」
=======================================
障害者に対する差別をなくし、共生のための、一歩一歩を実践してる記事で、素晴らしいと思いました。
今度の選挙で、極右政党が、大きく伸びたというのに怖さを感じる面もありますが、デモクラシーの歴史の積み重ねのある国だなあ~と、つくづく感じます。
"quelqu'un qui compte"
「重要な人」ということなのですが、使い方が分らない。
授業の時に、先生に質問したら、例を使って話してくれました。
たとえば今度の選挙、サルコジ、オランドと大物がいて、マリー・ル・ペンは選ばれないけれど"quelqu'un qui compte"(重要な人)であると・・・
リョウ君が、後でサポートしてくれたので、かなり読みやすく、分かり安くなったと思います。
直して貰った所を青字にしてみました。最後はほとんど真っ青です。
やはり、いろいろ間違えてましたが、一番面白かったのは
Thierry Nouvel, directeur général de l'Unapei (l'Unapeiの代表者ティエリー・ノーベル)を新しい代表者と訳していたことでしょうか、一人で爆笑してしまいました。
同格というが難しかったです。
関係代名詞 dont まだ、使い方が、私には分ってないと分りました。
toujoursは「常に、いつも」ではなく,「相変わらず、今もなお」の意味・・・授業で習ったのにね。
il n'a cependant pas de référence bien précise このあたりは難しよね。
on leur a appris le vocabulaire politique
間接目的語だから 彼らに apprendre 学ぶ という意味だけでなく (人)に(何)を教える と言う意味もある。
一つの言葉でも色んな意味があるのを知らなくてはいけませんね。
campage
で前回、笑いました。
サルコジさん、オランドさん、大統領候補者達が、一斉に小麦畑ででも働いているのかと・・・
キャンペーンという意味もあれば、戦いという意味もある。もちろん田畑という意味も。
「文脈によります」と先生は言いました。
畑の善し悪しは、山脈の影響もあるのでは・・・・
スポンサーサイト
最終更新日 : -0001-11-30
座布団にはまだまだですね! * by Mizuho
jeanvaljean さん、いつも有り難うございます。
私の訳は、いつも、おおざっぱで感覚的なので、ちゃんと文章の構造を考えなくてはと思うのですが(汗)
それでも、少しずつはマシになってきているかなあ~と思って、続けます。
座布団10枚を目指して!
私の訳は、いつも、おおざっぱで感覚的なので、ちゃんと文章の構造を考えなくてはと思うのですが(汗)
それでも、少しずつはマシになってきているかなあ~と思って、続けます。
座布団10枚を目指して!
お節介ですが * by Ryoichi
翻訳を改めた方が良いと思った箇所を指摘しておきますね.
時間があれば参照して下さい.
「初めての投票の喜びを知った」
→「初めて投票用紙記入所でのスリルを知った」
frissonは日本語にするのが難しい単語ですね.
この文脈だと投票用紙記入所(isoloir)で孤独な状態で投票用紙に記入することのスリル(戦慄など)を表わしているように思います.
「障害者法が後見人を必要とする人達に投票権を与えたのは2005年にすぎない。大多数の障害者は、裁判所の鑑定の後とされていた。」
→「障害者法が,後見人のもとにいる人たち─それは殆どが障害者であるのだが─に,裁判官の診断の上で,投票権を与えたのは2005年のことにすぎない」
この文章で間に挿入されているen majorité des handicapésはpersonnes sous tutelleの同格だと思われます.
「Unapeiの新しい代表者であるティエリーは説明する」
→「Unapeiの代表者であるティエリー・ノーベルは説明する」
「そして法によって鑑定をすることは禁止となっている」
→「(障害者の投票の)禁止を要請するのは裁判官です」
ここで使われているc'est à qn de + infinitifという構文は「~するのは~だ」といった意味で,強調の効果があります.
「エミール・ペクールは、面接して、それらの人達を5年間引き受けなくてはいけない」
→「エミール・ペクールは,面談のため5年毎に関係資料に目を通している全ての人々に応じなければならない」
関係代名詞dontの翻訳は難しいですね.
ここでのdossierは裁判官が扱う資料のことだと思います.
「制限をすることはとても難しいです」
→「(投票を禁止するかしないかの)境を設けることはとても難しいです」
ここでのlimitは判断基準のようなものでしょう.
「私の基準は低く、誰かが誰かに投票したいというのを断った事はありません。教育的に、それは各人にとって重要な事になるでしょう」
→「私の基準はとても低く,投票を望む人の権利を認めなかったことはありません.教育的に,それは確かに重要であるはずです」
「同じ部屋に三人一緒だと」→「同じ部屋に三人以上いると」
au-dessus de~は「~以上」という意味でしょう.
「ブライムは沢山のことを理解し、他人と話します」
→「しかしながら,ブライムは~」
pourtantの訳が抜けてますね.
「でも、彼は有権者カードを、いつも望んでいます」
→「でも,彼は相変わらず有権者カードを望んでいます」
この場合のtoujoursは「常に、いつも」ではなく,「相変わらず、今もなお」の意味で使われていると思います.
「彼は聞き、より重要な政治家達を知っている。ダンケルクの市長(の時)、彼は、しかしながら、ちゃんと的確に意思表示しなかった」
→「彼は聞き,最も重要な政治家たちやダンケルクの市長(のこと)を知っています.しかしながら,彼は(判断するための)明確な根拠を持っていません」
最後のil n'a cependant pas de référence bien préciseは難しく,私の翻訳も正しいかどうか分かりません.
「ムハナッド・アル・アルダは評価した」→「ムハンナッド・アル・オダトは考えている」
「しかし、市民としての学習は、社会と平和を作り、彼らを助け実際に社会に溶け込ませるために必要不可欠です」
→「しかし,市民権(を得るため)の訓練は,彼らが実際に社会に溶け込むことや社会と良好な関係を築くために必要不可欠です.」
「このワークショップには、70人の精神障害者が参加している、それは年間を通して開催されている」
→「70人の精神障害者が参加しているこのワークショップは,一年中開催されている」
「我々はそれぞれの選挙の特性を勉強し、そして、それらから政治の語彙を学んだ」
→「我々はそれぞれの選挙の特性を勉強し,そして彼ら(精神障害者)に政治的語彙を教えた」
「それらを理解するためには実際にやってみる必要がある”ので我々は、国会、上院、ヨーロッパ議会を訪ねる事を段取りした」
→「それらを理解するためには物事を具体化する必要があるので,我々は国会,上院,ヨーロッパ議会への訪問をも企画した」
長々と書いてしまいましたが,私も勉強になりました.
外国語を日本語に翻訳するのは本当に難しいですね.
私もいつも四苦八苦しています.
では,また.
引き続き一緒にフランス語頑張りましょう.
良いゴールデン・ウィークをお過ごし下さい.
時間があれば参照して下さい.
「初めての投票の喜びを知った」
→「初めて投票用紙記入所でのスリルを知った」
frissonは日本語にするのが難しい単語ですね.
この文脈だと投票用紙記入所(isoloir)で孤独な状態で投票用紙に記入することのスリル(戦慄など)を表わしているように思います.
「障害者法が後見人を必要とする人達に投票権を与えたのは2005年にすぎない。大多数の障害者は、裁判所の鑑定の後とされていた。」
→「障害者法が,後見人のもとにいる人たち─それは殆どが障害者であるのだが─に,裁判官の診断の上で,投票権を与えたのは2005年のことにすぎない」
この文章で間に挿入されているen majorité des handicapésはpersonnes sous tutelleの同格だと思われます.
「Unapeiの新しい代表者であるティエリーは説明する」
→「Unapeiの代表者であるティエリー・ノーベルは説明する」
「そして法によって鑑定をすることは禁止となっている」
→「(障害者の投票の)禁止を要請するのは裁判官です」
ここで使われているc'est à qn de + infinitifという構文は「~するのは~だ」といった意味で,強調の効果があります.
「エミール・ペクールは、面接して、それらの人達を5年間引き受けなくてはいけない」
→「エミール・ペクールは,面談のため5年毎に関係資料に目を通している全ての人々に応じなければならない」
関係代名詞dontの翻訳は難しいですね.
ここでのdossierは裁判官が扱う資料のことだと思います.
「制限をすることはとても難しいです」
→「(投票を禁止するかしないかの)境を設けることはとても難しいです」
ここでのlimitは判断基準のようなものでしょう.
「私の基準は低く、誰かが誰かに投票したいというのを断った事はありません。教育的に、それは各人にとって重要な事になるでしょう」
→「私の基準はとても低く,投票を望む人の権利を認めなかったことはありません.教育的に,それは確かに重要であるはずです」
「同じ部屋に三人一緒だと」→「同じ部屋に三人以上いると」
au-dessus de~は「~以上」という意味でしょう.
「ブライムは沢山のことを理解し、他人と話します」
→「しかしながら,ブライムは~」
pourtantの訳が抜けてますね.
「でも、彼は有権者カードを、いつも望んでいます」
→「でも,彼は相変わらず有権者カードを望んでいます」
この場合のtoujoursは「常に、いつも」ではなく,「相変わらず、今もなお」の意味で使われていると思います.
「彼は聞き、より重要な政治家達を知っている。ダンケルクの市長(の時)、彼は、しかしながら、ちゃんと的確に意思表示しなかった」
→「彼は聞き,最も重要な政治家たちやダンケルクの市長(のこと)を知っています.しかしながら,彼は(判断するための)明確な根拠を持っていません」
最後のil n'a cependant pas de référence bien préciseは難しく,私の翻訳も正しいかどうか分かりません.
「ムハナッド・アル・アルダは評価した」→「ムハンナッド・アル・オダトは考えている」
「しかし、市民としての学習は、社会と平和を作り、彼らを助け実際に社会に溶け込ませるために必要不可欠です」
→「しかし,市民権(を得るため)の訓練は,彼らが実際に社会に溶け込むことや社会と良好な関係を築くために必要不可欠です.」
「このワークショップには、70人の精神障害者が参加している、それは年間を通して開催されている」
→「70人の精神障害者が参加しているこのワークショップは,一年中開催されている」
「我々はそれぞれの選挙の特性を勉強し、そして、それらから政治の語彙を学んだ」
→「我々はそれぞれの選挙の特性を勉強し,そして彼ら(精神障害者)に政治的語彙を教えた」
「それらを理解するためには実際にやってみる必要がある”ので我々は、国会、上院、ヨーロッパ議会を訪ねる事を段取りした」
→「それらを理解するためには物事を具体化する必要があるので,我々は国会,上院,ヨーロッパ議会への訪問をも企画した」
長々と書いてしまいましたが,私も勉強になりました.
外国語を日本語に翻訳するのは本当に難しいですね.
私もいつも四苦八苦しています.
では,また.
引き続き一緒にフランス語頑張りましょう.
良いゴールデン・ウィークをお過ごし下さい.
座布団10枚! * by jeanvaljean
簡潔で見事な訳です。それに読みやすいです。歌の訳詞といい、翻訳のセンスがありますね。
すごく丁寧にチェックしてくれたのですね。
と言うことは、仕事が一段落したのかな?
それとも、仕事疲れを、フランス語で癒そうとしているのか?
連休が、 Ryoichi さんにとって本当のゴールデンウイークになるよう願ってますね。
私、相変わらず、間接目的語と直接目的語が混乱してるようですね。
なんか意味不明だなという訳になってる所は、やはり理解できないんだということがよく分ります。
時間があったら、私の宿題に、またお付き合いよろしくお願いします。