魚だって大空を飛びたい !

Moi, un poisson. mais,je voudrais voler dans le ciel !

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2012-04-24 (Tue) 16:29

桜を惜しんで・・・

京都の夜桜が満開でした。
4月9日、桜が一斉に開いた夜、三条から四条の高瀬川沿い、木屋町通りを北上してみました。
時刻は22時を過ぎた頃でした。

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見上げれば、花びらが、まだ1枚も落ちることのない桜です。

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残念ながら、そぞろ歩きの舞妓さんには出会いませんでした。
もちろん、彼女たちにとっては一番忙しいお仕事タイムですよね。
そのかわり自転車に乗ったお兄さんが・・・夜桜ツーリングなのかしら?

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「願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月のころ」
と西行さんが願ったのは、こんな花の下だったのでしょうか?
花の下で死なせてくれ!!と言われても、
残念ながら「はい、どうぞ」言えないのが現代でございます。
「なんでやのん?」
「勝手に死なれたら、何のゴミにしたらいいか分別に困りますやろ!」
と言う人だったら、その人は清掃局員でしょうか?

「生ゴミで、よろしゅうおすやろ?」
「いえ、あんさんの体やったら大きすぎます。ゴミ袋に入りきれません」

「ほな、大型ゴミでどないです」
「水気が多すぎて、あきまへん・・」

てな、やりとりになるのでしょうかね~・・・

それとも、たらい回しで、
「だったら保健所に届けといてからにしておくれやす」
と言うのかどうか・・・・
その前に、飛んでくるのが、おまわりさんでしょうね、きっと!
「ああ、君か? 危険物、もしくはわいせつ物に該当するから、速やかに撤去しなさい!」
なんて事になるのかもしれません。


花の下で死ねない時代は、それは、はたして幸福な時代なのか・・・

などと、つまらぬ事を考えてしまいました。

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そして、この花も散り終わった22日、私の第3回目のライブも、無事終了いたしました。
天気予報が暴風雨だったせいと言うことにしておきましょう。
悪天候の予報にもめげず来て下さった精鋭のお客様に、心から御礼を申しあげます。

今のところ順調に、逆倍々ゲームを進んでおりますので、次回のお客様は、ゼロかマイナス・・・・
マイナスって、どんなやねん・・・と、楽しみであります。

お仕事として歌わせてもらえると言うことは、すごく充実感があると共に、責任を感じます。
お客様が来て下さっての舞台だと、しみじみ思います。
そして、不思議なことに、お客様の前で歌わせて頂くと、1回ごとに変ってくる自分も感じます。
お客様の前で100回歌って、やっと歌になると、大先輩のNさんの言葉が、改めて心に響きます。
じゃあ、99回まで来ていた人には、どう言うのだ!!
と言われると・・・・有り難うしかないですねえ~

100回まで行けるか?3回で終了か・・・・

春の夜の桜を見ていたら、「良きに計らえ・・・」という気分になってきます。

桜の下、我ひとり、生きるも良し、死ぬも良し・・・・

これでは和歌には、なりませんかね。

ああ、宣伝を忘れていた。
次回ステージは

巴里野郎

5月13日 日曜日 夜7時開場  7時30分開演
5月26日 土曜日 午後2時開場 3時開演 

出演 芥川浩子 松岡瑞穂 ピアノ 名取裕子でございます。

ここらで、幻の舞台になるかもしれませんので、皆様のお出でをお待ちいたしております。
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最終更新日 : -0001-11-30

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