なぜかあっと言う間に、一週間が、一月が、過ぎ去ってしまいます。
やろうと思ってたことが、ほとんど出来ていない。
あれもこれも歳のせいだと言うと、「現在形で動かんかい!」
とLucie Aubrac (リュシー・オブラック)に怒鳴られそうですね。
リュシー・オブラックって誰だろうと思った人は、前回の記事を読んでください。
先週の授業の時に、「麦秋」 麦の秋という話をしたのでした。
l'automne des blés(麦の秋)
などと言う言葉は仏語に存在しないと思いますが。
麦は秋に蒔いて、初夏に刈り入れるもの。
ところが、日本語の「秋」と言う言葉には
本来の夏と冬の間の季節という意味だけでなく
実りの秋から転じて、季節に関わらず収穫時期を秋と呼ぶことがある。
麦秋(ばくしゅう)とは麦の穂が色づく初夏を指す。
いやあ~、恥ずかしながら、私は今までそんな意味だと気付いてさえいませんでした。
では、なぜ気がついたかというと・・・・

我が家の近くを散歩していたのです。
あちこちに水をたたえた田んぼが見える。
「あ~あ、田植えの季節だな~・・・お百姓さん有り難う。」
などと感慨にふけってましたら、遠くの方に黄色に見える部分があるのです。
私は思いました 《耕作放棄地なのかしら?畑が枯れてしまってるのでは?》
日本の五月は、まずこの風景です。

近づいてみれば、水気のない乾いた畑です。
「これって、もしかしたら麦かも?」
よくよく考えてみたら、私は、稲刈りは知っていましたが、
麦刈りは外国の名画「ミレーの落ち穂拾い」でしか見たことが無かったのです。
「日本の麦刈りって秋ではないのか?麦秋って言うやん?」

それで納得がいかず、手に取ってみました。
抜き取ってはいません、持ってみただけですよ。

粒が大きいような気がします。
小麦でなくて大麦なのでしょうか?

その先まで歩いて、畑仕事をしていたご夫婦にお尋ねしました。
「最近は、どこも麦植えとらんですよ。守山あたりで作とるかも・・・」
ということで、一般的に作付けをしている家は少ないようです。
農業の高齢化で、耕されないまま放棄されそうな田んぼもあちこち見かけます。
でも、若い世代が、新しい取り組みとして、大麦生産に切り替えとか、そんな発想があるのかも?
最近、地ビール紹介などというTVを見たような気がしないでも・・・
何はともあれ、第一次産業が引き継がれていって欲しいなあ~
と、全く消費者に徹している私ですが、心の底から感じたのでした。
小津安二郎監督の作品で、 「麦秋」という映画がありました。

名作と言われる、この映画のタイトルの意味も知らなかったのか!
このままでいけば、死ぬまで知らないままでいたことでしょう。
ああ、気がついて良かったなあ~・・・としみじみ思った私でした。
「小津安二郎と言えば、東京物語も良かったね?」
先生は、他にもいくつかタイトルをおっしゃってましたが、私たちはあまり知りませんでした。
先生の方が古い映画をよく知っているのでした。
これも、ちょっと恥ずかしかったですね。
日本の文化を見直そう!と思ったのでした。
やろうと思ってたことが、ほとんど出来ていない。
あれもこれも歳のせいだと言うと、「現在形で動かんかい!」
とLucie Aubrac (リュシー・オブラック)に怒鳴られそうですね。
リュシー・オブラックって誰だろうと思った人は、前回の記事を読んでください。
先週の授業の時に、「麦秋」 麦の秋という話をしたのでした。
l'automne des blés(麦の秋)
などと言う言葉は仏語に存在しないと思いますが。
麦は秋に蒔いて、初夏に刈り入れるもの。
ところが、日本語の「秋」と言う言葉には
本来の夏と冬の間の季節という意味だけでなく
実りの秋から転じて、季節に関わらず収穫時期を秋と呼ぶことがある。
麦秋(ばくしゅう)とは麦の穂が色づく初夏を指す。
いやあ~、恥ずかしながら、私は今までそんな意味だと気付いてさえいませんでした。
では、なぜ気がついたかというと・・・・

我が家の近くを散歩していたのです。
あちこちに水をたたえた田んぼが見える。
「あ~あ、田植えの季節だな~・・・お百姓さん有り難う。」
などと感慨にふけってましたら、遠くの方に黄色に見える部分があるのです。
私は思いました 《耕作放棄地なのかしら?畑が枯れてしまってるのでは?》
日本の五月は、まずこの風景です。

近づいてみれば、水気のない乾いた畑です。
「これって、もしかしたら麦かも?」
よくよく考えてみたら、私は、稲刈りは知っていましたが、
麦刈りは外国の名画「ミレーの落ち穂拾い」でしか見たことが無かったのです。
「日本の麦刈りって秋ではないのか?麦秋って言うやん?」

それで納得がいかず、手に取ってみました。
抜き取ってはいません、持ってみただけですよ。

粒が大きいような気がします。
小麦でなくて大麦なのでしょうか?

その先まで歩いて、畑仕事をしていたご夫婦にお尋ねしました。
「最近は、どこも麦植えとらんですよ。守山あたりで作とるかも・・・」
ということで、一般的に作付けをしている家は少ないようです。
農業の高齢化で、耕されないまま放棄されそうな田んぼもあちこち見かけます。
でも、若い世代が、新しい取り組みとして、大麦生産に切り替えとか、そんな発想があるのかも?
最近、地ビール紹介などというTVを見たような気がしないでも・・・
何はともあれ、第一次産業が引き継がれていって欲しいなあ~
と、全く消費者に徹している私ですが、心の底から感じたのでした。
小津安二郎監督の作品で、 「麦秋」という映画がありました。

名作と言われる、この映画のタイトルの意味も知らなかったのか!
このままでいけば、死ぬまで知らないままでいたことでしょう。
ああ、気がついて良かったなあ~・・・としみじみ思った私でした。
「小津安二郎と言えば、東京物語も良かったね?」
先生は、他にもいくつかタイトルをおっしゃってましたが、私たちはあまり知りませんでした。
先生の方が古い映画をよく知っているのでした。
これも、ちょっと恥ずかしかったですね。
日本の文化を見直そう!と思ったのでした。
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最終更新日 : 2018-06-01